今回は、ジョージ・S・クレイソンがかかれた、「バビロンの大富豪」を読んでみました。
この本はバビロンという古代都市(裕福な都市だった)で大金持ちだった人の体験談を書いている内容で、とても参考になる内容です。
お金持ちになる知恵が紹介されていますが、現実に取りいれやすく、早速私も家計簿アプリを取得し、収支の把握から実践中です!
・毎月の収支が把握できていない。
・毎月赤字になってしまう。
そういった悩みを持たれた方が取り組むべきStepが、一から学べる内容です。
実は私もその1人です。
「今の収支を確認する意識を持つ。」「毎月赤字にならなような、自分との取り決めを守る」など、すぐに実践できるように、紹介していきたいと思います。
お金の教養を一緒に身につけていきましょう。
ここでは、本書のほんの一部のご紹介のため、ご興味のある方は是非、読んで知識を深めてみてくださいね。
財産を築く不滅の原理とは
まずは、稼げる範囲内で生活することを学ぶことです。
これは、なかなか難しいですよね。
いいな。と思うものを見つけると、
「まあ、いいや。買おう。」
「これは自分へのご褒美だから。」と、
気の緩みで支出が膨らみ、収入以上につかっていませんか?
「必ず収入の範囲内で!」と、自分との約束を守るように生活していきましょう。
家計の黒字化です!
次に、自分自身の経験に従って、有能な人間に助言を仰ぐこと。
仲がいいから、家族だからと、自分の周りの人に相談していませんか?
周りにいる人ではなく、有能な人、その情報にたけている人の話を聞くようにして下さい。
相談する人を間違わなければ、きっといいアドバイスが貰えるはずです。
最後に、金を自分のために働かせること。
お金を銀行に寝かせておくのではなく、お金にも働いてもらいましょう。
このことを知っておくと、将来に増やせるお金の額はぐんと変わってきます。
〝金の稼ぎ方〟〝稼いだ金の守り方〟〝稼いだ金の使い方〟
すべて収入の一部を自分のものとして取っておくこと。
このことをしっかりと胸に刻みましょう。
最低でも十分の1に。
ポイント
「入った収入から、最初に確保すること!」
確保するために、他の支出をきりつめる。
自分だけの宝があると、心が豊かになります。
宝が増えるごとに、刺激を受け、生活に新しい楽しみが加わり、ワクワクするようになっていきます。
そして、もっと稼ごうと努力するようになるのです。
その次のstepとして、その宝を自分のために働かせることを学んでいきましょう。
そうして、将来の収入を確保していくのです。
宝をなくさないように、慎重に投資すること。
金を扱うことを日々仕事にしている人に相談をするようにしましょう。
そういう人たちに相談すれば間違いは避けれるのです。
決して、家族や、話しやすい人、友人などお金を専門にしていなければ、相談しないでくださいね。専門家に相談するのが、間違いを犯さない唯一の方法です。
小さくとも安全な収益がでる投資をすること。
そして、大切なことは、
「生きている間は生活を楽しむ」「張り切り過ぎて貯める金額を増やさし過ぎない」こと。
今の欲望、欲しいものを全て諦めて、貯金をするのは本末転倒です。
無理をしすぎると、ストレスがたまりその反動で無駄遣いしてしまいます。
収入に応じた生活をして、ケチになったり、お金を使うのを怖がったりしないこと。
「人生は素晴らしいもので、価値のあるもの」「楽しいもので心を豊かにするもの」だと、日々感じならがら生活できるようにバランスを整えていきましょう。
富をもたらす黄金の七つの知恵とは
本書では「富をもたらす黄金の七つの知恵」教えてくれています。
順番にそって教えてくれているのでとても、実生活に落とし込みやすい内容です。
1.財布を太らせることからはじめる
2.自分の要求と必要経費と混同しない
3.貯めた資金は寝かさずに増やす
4.損失という災難から貴重な財産を守る
5.自分の住まいを持つこたは、有益な投資と考える
6.将来の保障のため、今から資金準備に取り掛かる
7.明確な目的に向かって、自己能力と技能を高め、よく学び、自尊心を持って行動する
(本書より参照)
一つずつ、解説していきます。
黄金の知恵①財布を太らせることからはじめる
「財布に10枚のコインをいらたら、使うのは9枚まででやめておく」
そうすることで、すぐに財布は膨らみ始める。と教えてくれています。
財布が膨らみ始めると、気持ちがいいもので、満足感が湧いてくるのです。
この、単純なことを馬鹿にしてはいけません。
この単純なことですが、この決まりを欲しいものの誘惑から打ち勝ち、守り続けることはとても難しいです。
しかし、この決まりを守り始めると、稼いだ10分の9を超える分を使うことをやめてからも、それまでと同じように生活することができていきます。
これが、「収支を把握し、収入の範囲内で生活する術を身につける」ということです。
それ以上に、簡単にお金が入るようになっていくという、好循環が起こり始めていきます。
稼いだお金の一部分を使わずとっておく人間には、お金が簡単に寄りつくようになる。
不思議ですが、お金に好かれるようになっていくのですね。
あなたは、どちらを望みますか?
・毎日の要求を満足させること、宝石やちょっとした装飾品、ちょっとした良い服やご馳走など
すぐ手に入るけど、すぐ消えるものにお金を使う。
・中身のあるもの、黄金や不動産、商売や定期的な報酬を確保する投資
財布の中に残したお金によってこそ、実質的な価値のあるものが手に入る。
どちらを選択するかによって、将来の資産が大きく変わっていくのです。
黄金の知恵②自分の要求と必要経費と混同しない
必要経費は、自分で気をつけない限り、必ず収入と等しくなるまで大きくなってしまう。
「家族を含め、要求を叶えるためには収入は足りていない。」ということに気づきましょう。
そのために、要求を満たすまでに全て使ってしまう。
しかし、まだまだ叶えたい要求は残っている。
「全ての要求を満たすためには、お金がいくらあっても足りない」ということに気がつかなければ、お金の悩みから解放されないということです。
他人はよくみえますが、人間は皆、叶えられない要求をもっているのです。
そして、叶えられる可能性が少しでもあれば、人間の要求は大きくなる。
その中で叶えられる可能性があるものは、ほんの少し。という事実を受け入れるべきです。
慣れてしまっている生活を見直す
「これまで容認していた支出が、よく考えれば削減できることがいかに多いか。」に気づきましょう。
たとえ100円でも、お金を使う時は100%使う価値があるものにのみに使うようにしましょう。
・お金を使いたいと思うことを書き出す。
・その中から必要なもの、収入の9割でまかなえるものを選ぶ。
・そして、他のものは消す。
・消したものの大部分は叶えられないものだから、クヨクヨ考えない。
次に、お金を使いたいと思うことに予算を立てていきます。
注意点は、財布を膨らませてくれる、1割には手をつけないこと。
これを必ず叶えなければいけない、大きな要求にすると手をつけなくなります。
収入の9割という予算内で済ませ、必要であればその予算を調整する。
予算を組む事は、財布を膨らませることを簡単にしてくれ、手をつけることを防いでくれます。
生活必需品を買い揃える事、支払える範囲内で他の要求に応える事が簡単にできるようになっていきます。
日常のつまらない要求から守ることで、自分が一番大事にしている要求は何か、はっきりみえるようになっていきます。
一番大切な要求を叶えるように、支出のための予算を組むことなのです。
黄金の知恵③貯めた資金は寝かさずに増やす
財布に入っているお金が財産と思っていませんか?
それは財産ではありません。
「定期的収入こそが財産」なのです。
誰もが欲しがるのが、この流れです。
仕事をしていようと、旅をしていようと関係なく入ってくるお金。
大きな定期収入を得られると、お金持ちになれるのです。
手元の資本が増えるにつれて、融資や投資を進めていけます。
初めはそれほど多くはないですが、だんだんたくさんの相手先からお金が流れ込んできて、それを慎重に判断して使うようになっていくのです。
黄金の知恵④損失という災難から貴重な財産を守る
健全な投資は、まず元本の確保です。
利益を生む経験を積み重ね、知恵のある人に相談をすることが重要になってきます。
そうした人々のアドバイスは、頼めばいくらでもただでもらえる。
近年では、簡単に儲かるとうたった詐欺が多発していますよね。そういった情報に惑わされてはいけません。
有益な知恵をもった人々のアドバイスを活用し、危険な投資から自分の身を守るのです。
黄金の知恵⑤自分の住まいを持つこたは、有益な投資と考える
報酬の九割の中で生活の必要をまかない、その中で楽しむことができる。
そしてこの九割のうち少しでも利益を生むような投資に振り向けながらも、十分な生活の質を確保できたとすれば、財産は急速に大きくなります。
家を購入すれば、家賃を払っていたのと同じく、定期的に同じ金額を返していくことができます。
支払うごとに借金は減っていきますから、数年もすれば借金はなくなってしまうでしょう。
最後には、価値ある財産を自分のものとすることができ、唯一必要な経費は税金だけ。
また、家を建てたことで身なりにも気を配るようになり、生活が整うようになってきます。
つまり、自分の住まいを手に入れた人間は良いことずくめなのです。
生活コストは大きく下がり、仕事で稼ぐ金のうち、娯楽や自分の欲求を満足させることに使える額が増えていきます。
ここで大切だと思うのは、無理なローンを組まないこと。
収入の範囲内で、無理なく生活できる家を持つ事。
収支を把握し、家を持つ事にメリットが多いと感じれば持てばいいのです。
無理してローンを組んで収入の一割りを自分のものにできなければ、本末転倒です。
収支のバランスを保つことが重要になってきますね。
黄金の知恵⑥将来の保障のため、今から資金準備に取り掛かる
将来に備えて相応な資金を準備し、自分が死んでも家族が困らないように準備することが大切です。
投資にあたっては長期に保有し、予期せぬときに現金化できるようにしておく。
少額の金額でも定期的に積み立てていけば、「年老いた時のための金額」や「家族を守るための金額」を確保できるようになるのです。
商売や投資が繁盛していても、これだけは変わらない。変えてはいけないのです。
黄金の知恵⑦明確な目的に向かって、自己能力と技能を高め、よく学び、自尊心を持って行動する
もっと稼ぎたいという強い望みを持つことが大切になってきます。
望まなければ達成はしない。
強く、明確な望みをもつこと。
大体の望みというものは、ただ、単にぼんやりと、〜したいと思うことのみ。
しっかりした目的意識を持って実現したとすれば、次には同様のやり方でどんどん手元に入るお金が増えていきます。
小さなものでも明確な望みを実現するやり方さえ身につけば、より多くの望みを叶える訓練になります。
これがお金が溜まっていく過程なのです。
初めは小さな金額、経験を重ね力が増すに連れて次第に大きな金額になっていく。
希望は単純で明確にすること。
「望むものが多い、複雑、なのは、NG」です。
自分の仕事を申し分にないほどできれば、稼ぐ能力もまた増えていきます。
誰にも負けないくらい仕事をしようと決意すること。
以前よりも自分の仕事に関心を持ち、作業に集中し、手を緩めないこと。
自分の技量が上がるに連れて、報酬も上がるのです。
知恵を身につけるにつれ、稼ぎも上がっていきます。
人は誰にでも自ら技量を高め、相手が求めに、よりよく応じられるように努力するとがとても重要です。
立ち止まらずに進歩の最前線にいるように努力しましょう。
経験をすることで、何らかの利益をもたらし、生活を豊かにしてくれるものはたくさんあるのです。
自尊心のある人は次のことを守りましょう。
・借金は早くかえす
・支払い能力の超える支払いはやめる
・家族の面倒を見て、慕われ、尊敬されるように努める
・遺言書をきちんと作っておくこと
・親しい人には思いやりを持って接すること。無理のない範囲で援助する
・自らの能力を開発する
・仕事の技量を高める
・勉強して考えを深める
・自尊心をもつ
(本書より参照)
そうすれば、自ら望みを叶えるための自信がついてくるのです。
まとめ
いかがでしたか?
とても学びの多い内容だったかと思います。
「7つの知恵を実行すれば、豊かな財産が作れる」と本書では述べられています。
今から取り組む流れがわかったのではないでしょうか。
まずは初めに収入の9割で生活できるよう、収支を整えていく。
そして1割を必ず貯めていく。
それを長期運用で投資していく。
この流れを作っていきましょう。
単純なようですが、継続することが難しい。
支出は意識しないといくらでも膨れ上がってしまうからです。
何ごとも一歩ずつ。少しずつ始めていきましょう。
お金の教養を一緒に身につけていきましょうね。
1人じゃない‼︎一緒に頑張りましょう。
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